〜GDPって何?〜
更新日:2021年2月10日
どうも。
火曜の夜のお供によっしーブログ
のお時間です。
いやもう水曜の朝やがな。
今回はですね、健康系は一回休みにして懐かしの経済ネタをぶっ込みたいと思います。
今後は健康系と経済系を織り交ぜながらやっていきますね。
今更聞けない〇〇シリーズです。
今回は、今更聞けない「GDP」です。
GDP (Gross Domestic Product):国内総生産
とはつまり、
「日本国内で生産された付加価値の合計」
ということで、いわゆる景気の指標として用いられます。
ここでの付加価値とは、儲け、利益とほぼ同義でして、
1年間に日本という国全体がどれだけ儲けたか、ということです。
付加価値が多いということは、それだけ商売が成立している、経済が拡大しているということですね。
似たような言葉で
GNP(Gross National Product):国民総生産
というものがありますが、これ日本国民によって生産された付加価値の合計のことでして、
つまり…
海外で働く日本人によって生産された付加価値は含まれ、
日本国内で働く外国人によって生産された付加価値は含まみません。
なので日本国内の景気を表す場合にGNPはあまり用いられないんですね。
GDPは
・民需(家計消費、企業投資)
・政府支出
・貿易収支
の3つで構成されていまして、
・民需:
消費=生活者の支出
投資=企業の支出
・政府支出:政府の支出
・貿易収支:「輸出額-輸入額」
ということです。
支出、つまりお金を誰かが使うということは誰かが儲かる、ということですね。
企業が設備投資などをした場合、その会社の短期的な未来予測を測る指標にもなりますよね。
政府支出に関しては、主に国が発注する公共工事のことです。
貿易収支がGDPに関与するという点についてはイメージしやすいと思います。
日本は長らく貿易黒字が続いていましたが、近年は生産拠点を海外に移転したりすることで赤字になったりもしているそうです。
GDP全体の内訳は
家計消費が約55%
企業投資が約15%
この2つのいわゆる民需だけで70%を占めるということですね。
ちなみに世界のGDPランキングは最新の2018年版では、米、中、日、独、英の順だそうな。
ちなみに日本は世界3位ですが、米、中にはかなり差をつけられているそうな。
そしてGDPには 名目GDP と 実質GDP があります。
この2つの違いは、物価変動の影響を取り除いてるかどうかです。
名目GDPとは儲かった額そのものです。
実質GDPとは儲かった額から物価変動の影響と取り除いた、本当の価値を表したものです。
わかりやすく色んな数値を除外した状態で例えてみます。
100円のジュースが10本売れると、儲けは1000円です。
次の年にコーラが11本売れると、儲けは1100円ですよね?
流通量が増えているので経済が拡大していると判断できそうですよね。
これが実質GDPが増えている、ということです。
では別の年に物価変動が起き、コーラの値段が110円に上がり、10本売れたとすると、これも儲けは1100円ですよね?
おわかりですね
これは名目GDPとしては増えていますが、流通量が変わっておらず、物価変動の影響でGDPが上がっているので、実質GDPとしては増えていない、ということになります。
名目GDPは単純に金額で判断、 実質GDPは流通量等で判断すると良いそうです。
もちろん正確に経済成長を調べるときは実質GDPを用います。
ダラダラと書き並べてきましたが、今回はここまで。
それでは皆様ご機嫌よう。
