〜生活習慣病と老衰について〜
どうも。
花粉症なんてものがこの世になければ、花見のシーズンはもっと心がウキウキしているのにでお馴染みのよっし~ブログのお時間です。
さて今回はチヨ婆さんとのロマンス物語の話は一旦隅に置いといて、生活習慣病と老衰の話をしていきたいと思います。
そもそも生活習慣病とはもともとは成人病と呼ばれていました。
しかし成人のみが罹患するわけではなく、病気そのものが若年齢化してきたこともあり、1996年から生活習慣病と言う呼び方に変わりました。
定義としましては
「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣がその発症・進行に関与する疾患群」
と言う感じになっているらしいですよ。
このことからもわかるように成人がどうとかはあんまり関係ないってことですよね。
もっと言うと生活習慣のみならず遺伝要因や外部環境要因など複数の要因が関与しているともされています。
細かく見ていくと、がん、心臓病、脳卒中、糖尿病、高血圧、脂質異常症、動脈硬化、高尿酸結晶などなど、非常に多岐に渡ります。
さらに生活習慣病を複数抱えると抱えるとメタボリックシンドロームと呼ばれる症候群に陥ることにもなります。
さてそれでは日本人が実際にどの病気でなくなっているのかを統計的に見ていきましょう。
2019年の日本人の死因に関するデータでは
1位 がん 27%
2位 心疾患 15%
3位 老衰 8%
4位 脳卒中 7%
5位 肺炎 6%
となっております。
え?
ちょ、
ちょ待てよ!
はい、キムタクもびっくりですね。
なんと3位が老衰となっているではありませんか。
そうなんです。
長らく日本の死因のトップスリーはがん、心臓病、脳卒中だと認識されていましたが、2018年からはなんと脳卒中に変わり老衰が3位にランクインしているのです。
ほんならわしも老衰で死ねる確率高いんちゃうん?
心臓脳卒中でなくなるよりも老衰でなくなる確率の方が高いんやったら何か希望を持てそうやわ。
もっとチヨ婆さんに積極的にアプローチしていこうかな。
と思ったそこのおじいさん達。
希望を持つのはまだ早いんですね。
この老衰と言う診断名に関しては色々と諸説ありまして、
老衰と言う診断名がついた=ピンピンコロリで亡くなったと言うわけではどうやらないようです。
ちょっとマニアックな話になるのですが、厚生労働省の死亡診断記入マニュアルなるものが存在するようで、
それによると、老衰と言う診断名は
高齢で外に記載すべき原因がない場合に用いるとされているらしいのですが、
但し書きで、老衰から他の病態を併発して死亡した場合は、医学的因果関係に従って記入することになるみたいなことが書かれているようなんです。
なんのこっちゃ。
平たく言うと病気の背景に高齢と言うものがあるのならば医者によっては老衰って書いちゃう場合があるかもね…
と言うことになるんだとか。
…いや高齢化社会やねんから高齢によって病気になるの当たり前やん。
と言うツッコミが生じるのも致し方ないですね。
特に誤嚥性肺炎で亡くなった場合は老衰と言う診断名が付きやすいなんて言う背景があるとかないとか。
これに関しては病気大国と言う不名誉な称号をぼやかすための裏事情があるのではないかと勝手に思っております。
この見解に関する苦情等は一切受け付けておりませんのでご理解ください。
ははは。
話を戻しますが一旦この老衰と言うものを端脇に置いておいたとしても元心臓病脳卒中の3大疾病で約50%の方がなくなっていると言うのはどうやらゆるぎないようですね。
2人に1人ってことは、夫婦のどちらかは必ずといっていい割合でしょう。
3大疾病以外の生活習慣病を含めると、もちろんもっと割合は増えるので、
やはりここに対して予防していくと言うのは、日本の現代社会においてはとても重要なことだと言えるでしょう。
なかなか文面だけでイメージするのは難しいとは思いますが、
「半分以上の確率で病気で亡くなるんだから、何か気をつけとかないと…」
くらいには感じていただけたでしょうか?
さて今回も文字数がいい感じになってきたのでこれぐらいにしておきましょう。
それでは皆様ご機嫌よう。
